転職の際にキャリアチェンジをする人が増えているそうです。
以前は営業職からエンジニアやプログラマなどIT関連へのキャリアチェンジが目立っていましたが、最近ではエンジニアから営業職や事務職へのキャリアチェンジも増えているそうです。
エンジニアの場合は技術職ですが、営業や事務職でもコンピュータは不可欠な時代になっていて、小さな事務作業から経理、会計、総務など多岐に渡ってコンピュータが活用されている時代です。
ですからエンジニアの知識と経験を持って、他の職種へのキャリアチェンジするのはその企業にとっても大きな利益を与えることが多いのです。
エンジニアの目から見て無駄に感じるような業務もあるでしょうし、またどのような改善をするとより良くなるのかといった違う目線からの物の考え方や見方が出来ます。
ただ自分には分かるからといって、むやみに改善ばかりを声高に言ってもあまり効果はありません。
具体的に何が欠点なのか、どのような改善方法があるのか、また改善することでどのようなメリットがあるのか、といったことを明確にしなくてはいけません。
また、メリットがあれば必ずデメリットがついてくるものです。それがデメリットと考えにくいことであっても、以前から勤務している人や他の人にとってはデメリットに感じることなのかもしれません。
その点を無視してメリットばかり打ち出して改善を要求しては、利己主義と捉えられて賛同を得るのが難しくなってきます。
どちらにしても改革は摩擦を生むものではありますが、出来れば小さい摩擦で済ませる方が後々のためには良いのです。
周りの人の感情を読み取ることも、エンジニアで培った観察力が役に立つのではないかと思います。